『航空ファン』リニューアル(1999年7月23日)

 私が毎月買っている航空雑誌はいわゆる軍用機系の『航空ファン』(文林堂)である。これが今発売中の1999年9月号から全面リニューアルした。表紙の紙はビニールコーティングされたものになり、巻頭にコラムがいくつか並び、カラーページには民間機の情報が増えている。

 表紙の紙については、『読んでいる時に汗でヘナヘナになるのが防げていい』という意見も聞いたが、私としては紙が丈夫になって折れにくくなったことを歓迎したい。頻繁に本棚から出し入れしているとどうしても角が折れてしまうからである。時には1/3ほどのところから大きく折れてしまったり、ひどい場合には切れてしまうことすらあったのであるから。

 巻頭にコラムを集めるというスタイルは、なんだか80年代の同誌のスタイルを思い出させてちょっと懐かしい気分がした(しかも印刷の色も同じセピア調)。私のように模型の資料とするのが主目的の場合はちょっと邪魔に思うこともあるが、いきなりカラー写真というよりは入り口が柔らかくなった感じがするので、読み物として同誌を買っているであろう大部分の読者にとってはいいことだと思う。80年代といえば当時あった『世界の空軍シリーズ』が、今回のリニューアルで復活した。これは小国モノの私にとって最大のヨロコビである。(●^o^●)

 民間機の情報が増えたのも、大部分の読者にとっては歓迎ではないだろうか。『航空情報』(酣燈社)では以前から割と積極的に取り上げているが(記事の内容は正直いって面白くないのだが(^_^;))、民間機系の航空雑誌が『エアライン』(イカロス出版)だけとなっている現在、どうしても民間機の情報は限られてしまうので、『エアワールド』(エアワールド社)でももっと取り上げていいと思う。なにも軍用機と民間機を隔てる必要などないのだから。もっとも、『Jウイング』だけは『エアライン』と同じイカロス出版なので事情が違う。

 いわゆる軍用機系の航空雑誌4誌をみると、今月は『航空ファン』がリニューアルしたが、『エアワールド』は先月からカラーページ倍増でリニューアルし、『航空情報』も今年になってから表紙のデザインを変えている(内容ももっとなんとかしてくれ)。これはやはり、昨年創刊した『Jウイング』の影響があるのではないかと思う。『Jウイング』は他の軍用機系3誌とはかなり異なった視点から本を作っているのであるが、この路線が無視できないほどの力を持ってきた結果なのではないかと私は推測している。私のような“模型資料派”(んなもんあるんか?)にとっては『Jウイング』のカラー写真の扱いには不満が多いのだが、そちらにしか載っていない写真も多く、いつ買うのをやめようかと思いつつ(経済的理由が大きいのだが(^_^;))、創刊以来1年間買い続けてしまっている。

 このような競争は我々読者にとってはありがたいことである。正直いって従来の軍用機系航空雑誌3誌はマンネリ化していたと思う。それがここ1年でこうも変わってくれたのだから、『Jウイング』の功績は大きいのではないかと思う。あとは各誌内容で勝負というところか。そうやって見ると今のところ『航空情報』は分が悪いような気がする。一番の老舗なのだからもっとがんばっていただきたいと思う。

 とまぁ、こんなふうに感じてるんで、もっと『Jウイング』を盛り上げていきましょう(^_^)>坪田さん


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