浜松周辺探訪記(1999年12月3日)

 少し日にちが経ってしまったが、11月13日と14日は浜松にて飛行機漬けの週末であった。14日に開催された浜松基地航空祭については『浜松基地航空祭に行ってきたのだ(●^o^●)』をご覧いただくとして、こちらでは13日に訪ねた所の感想なりを。(^o^)


 今年は11月3日の入間をパスして14日の浜松に行くよ、と言ったらカミさんが『一緒に行きたい』と言う。そこで前日から浜松入りしてあちこち見て回り、翌日航空祭に行こうではないか、ということになり、13日の午前6時半にクルマで家を出たのであった。もちろん、ねこたちにはたっぷりのカリカリとたっぷりの水を用意しておいたのは言うまでもない。ホントは連れて行きたいんだけどねぇ。途中富士川SAで朝食を取り、浜松西ICで降りたのが9時過ぎ。そのまままっすぐ、まずは最初の目的地である航空自衛隊浜松広報館へと向かったのであった。


【航空自衛隊浜松広報館】

 広報館の駐車場に車を駐めると、まずは巨大な展示台に載ったブルーインパルスのF-86Fがお出迎え。いや〜懐かしいなぁ。屋外展示はC-46AACS(飛行点検隊)H-21B(航空救難群)、それに建物に挟まれた格好のF-104J(無人機運用隊)。C-46AACSは、機体各部の蛍光オレンジ塗装が色あせてしまってちょっと哀れ。でもさすがに状態はいいようだ。H-21Bは今回のワタクシ的メダマなので、長タマでディテール写真撮りまくり。イタレリのキットを改造する際にきっと役に立つことであらう。でもこちらは風防のアクリルがヒビだらけで今にも割れそうなくらい傷んでいる。しかもこの機体のローターは木製なので、屋内展示にしてほしいと館内のノートにでっかく書いてきた(笑)。F-104JはUF-104Jの塗装で尾翼には無人機運用隊のサソリマーク入り。もちろん本物のUF-104J/JAは全機硫黄島沖の海底に眠っているので、これはただのF-104Jである。

 館内に入る前に全天周シアターの座席の整理券をもらってから中へ。まず目に入るのがXF-2Aの1号機。もちろん本物のハズはなく、モックアップを塗装したものである。また第3飛行隊のマークをつけたF-1(こちらは本物の用廃機)がコクピットやエンジンを見せている。右側面を見せて置かれているが、どうせなら左側面にして機関砲も見せて欲しいと思うのは私だけではあるまい。なお、他にも空自の活動を紹介したパネルなどいろいろあったと思うがあまり覚えていない(笑)。

 2階に上がると自衛隊装備機の1/32の模型がズラリ。各機種の大きさの比較ができて便利。1/32のE-767なんて作る人フツーまずいないと思うぞ(笑)。それにこの模型、博物館にあるこの手のモノとしてはかなり凝って作られている。またミサイル等の外部装備品や無線機等の内部装備品、パイロット装具などもあり、T-2ブルーインパルス最後の編隊長を勤められた井出2佐のブルー時代のフライトスーツも展示されていた。なお、全天周シアターは2階から入るのだが、まだまだ時間があるので渡り廊下を通って展示格納庫へ。ちなみにこの渡り廊下から屋外のF-104Jを上から眺める事ができる。

 展示格納庫にはF-104J(第204飛行隊)、F-1(第6飛行隊)、T-2前期型(ブルーインパルス)、KV-107II-5(浜松救難隊)、MU-2S(浜松救難隊)、B65(南西支援飛行班)、T-1B(第13飛行教育団)、F-86F(ブルーインパルス)、それに最近加わったT-6F(ノーマーク)が展示されている。

 T-2前期型はもちろん#111。これも懐かしいなぁ。主翼端にはサイドワインダーのダミーが取り付けられているが、これはT-2ブルーがデビューした1982年シーズンにだけ使用されたもの。当時は側面に第21飛行隊のマークが赤で描かれていたが今はない。B65に描かれた南西支援飛行班のマークは、那覇に行かなければほとんどお目にかかれないものだけに貴重かも。F-86Fは用廃後も動態保存されていた機体(#960)だが、もうタキシングもできない由。しかし、KV-107なんかまだ現役が飛んでいるのだから、これを外に出してフライングバナナ(H-21Bのことね)を中に入れて欲しいぞ

 まだ時間があるので3階へ。3階はパソコンを使った資料室や簡易フライトシミュレーター、図書室などがある。資料室のパソコンでいろいろ見てみる。各飛行隊や装備機の紹介ではムービーが見られるものもあるが、映像的にそれほど面白いというものでもなかったような気がする。図書室は滑走路に面して大きな窓があり、飛行機を眺めながら本を読もう、なんて人にはいいかも。本棚にある雑誌のバックナンバーは、航空雑誌はもちろんなのだが模型雑誌もあるのがよくわからない(笑)。簡易フライトシミュレーターはさすがにけっこう混んでいて、それでもひとつ空いたのでやろうかと思ったら故障したところだったのであった(笑)。

 簡易フライトシムは結局できぬまま時間になったので、広報館の呼び物のひとつ全天周シアターへ。プラネタリウムを斜めにしたようなドーム型のスクリーンを、けっこう傾斜のきついヒナ段に並んだ椅子に座って見る、というもので、視界全体をスクリーンが覆う形になる。しかし肝心の映像のほうが、ワタクシ的には今一つであった。せっかく視界全体を覆うスクリーンなのだから、普通の大画面で見ればいいような飛行機の空撮映像などではなく、コクピットからの映像など“鳥の視点”の映像をもっと取り入れてもいいのではないだらうか。そのほうが見ている人を実際に飛んでいる気持ちにさせてくれると思う。ブルーインパルスのコクピット映像なんかやったら大迫力だと思うぞ。もっとも酔っぱらう人続出かも知れないが(笑)。

 この広報館、全体的にはかなりよくできた施設だと思うが、一般の人の興味を惹くような工夫がもうちょっと欲しいような気もする。そういえば愛称を一般公募していたな。駐車場がすぐに満車になってしまうのは、中身よりもむしろこの広報館の入場がタダである、というところに拠るものが大きいと思うぞ(笑)。


【喫茶『飛行場』】

 お昼になったのでやはりここへも行かなければ、と喫茶『飛行場』へ。地図がガイドブックのものしかなく、ちょっとわかりづらくて捜しまわってしまったが、なんとか無事見つけて中へ。台座に載ったT-33A(第35教育飛行隊のマーク入り)と、その足元にごろごろと無造作に転がっているいろんな機体(T-33A、F-1、F-104J、MU-2S、HSS-2など)の機首や尾翼がお出迎え。駐車場内での切り返しにしくじるとMU-2Sの1号機(#201)にぶつけてしまうので要注意(笑)。

 店内はあちこちに飛行機の部品がディスプレイされていて、というより転がっていて(F-86Fのものが多いかな)、壁には額に入った写真がそれこそ無数に飾られている。私たちはいちばん奥の席に座ったのだが、正面の壁には第7飛行隊のマークが入ったF-86Fの尾翼が置かれていた。

 ガイドブックによればオムレツがおいしいとのことなので素直にそれを頼む。量は多くもなく少なくもなく、味はまぁまぁ、かな。値段はちょっとお高めかも。まぁ飛行機の拝観料込みと思えばいいか。(^_^;)


【アクティ森】

 ガイドブックを見ていたカミさんが『陶芸体験っていうのやってみたい』というので、ちょっと遠いが森町まで足を伸ばす。浜松西ICから東名を東京寄りにちょっと戻って袋井ICで降り、山に向かって30分ほど走ったところにある森町はかの『遠州森の石松』で知られる町ではあるが、とりあえず今回はご遠慮戴いて(笑)『アクティ森』という体験施設に行く。

『アクティ森』は陶芸をはじめとして手染めや和紙作りなどいろいろな工芸を体験できるよう森町が作った施設。もちろんこういう施設にはつきものの、町の特産品を売っている売店もある。駐車場は7割がた埋まっていて、なかなかの盛況ぶりである。

 陶芸教室の最後の回になんとか間に合ったので、ひとり1,700円也を払って受付を済ませる。もっともカミさんは私はやらないものと決め込んでさっさと一人分で受付を済ませてしまった。まぁそれは正しいのではあるが(笑)。教室には手回しの“ろくろ”が6台載ったテーブルが20脚くらい並んでいて、その“ろくろ”に直径15cm×厚さ5cmくらいの粘土の塊を載せて、手でちぎってはこねて積み重ねていってお椀やら湯呑みやらを作っていくのである。出来上がった作品はここでしばらく乾燥させ、焼いて完成品にしたら製作者が引き取りに来るか送ってもらうというシステムである。手元に届くまでたいだい2ヶ月くらいかかるそうだ。なお電動の“ろくろ”もあるが数が少ないので予約制。その時も何人かが電動ろくろで作っていたが、なんだか本格的に見えるから不思議である。

 係りの人の説明を聞いた後、粘土を手にしてさっそくこねくり回し始めたカミさんを残して私は場内の散策。陶芸教室のある建物の壁に貼ってあったパネルによると、森町は陶芸が盛んで4つの窯元があるそうな。そこを出て特産品の売店へ。まぁどこにでもありそうでなさそうなものが並んでいる。すぐに見終わってしまったがまだ時間があるので、缶コーヒーを飲みながらクルマの中で本を読んで時間つぶし。ワシも一緒に粘土こねてたほうがよかったかしらん。(^_^;)

 時間になったので陶芸教室へ。カミさんは納豆をかき混ぜる容器を作ったのだが、ちょっと底が薄すぎて“ろくろ”から切り離すのに一苦労。これではうまく焼けないそうなのだが、係の人にそういうと『こちらで直しておきますから』とのこと。ということで2ヶ月後が楽しみである。(^o^)

【追記】2月の初めに、この“納豆をかき混ぜる容器”は無事にわが家に届いた。見かけはなかなかの出来映えのように見えた(笑)が、やはり底が薄くてちょっとヤワな感じがした。というわけで、使うのがもったいないというよりも使ったらすぐに壊れそうなので(爆笑)、この容器は使われず大事に棚にしまわれたのであった。(^_^;)


【山七】

 浜松といえばこれがなきゃウソでしょ、ということで夕食はウナギを食べにいく。森町から浜松まで戻り、ついでに通り越して隣の雄踏町にあるウナギ屋『山七』へ。ここは養殖場直営ということで上質のウナギが安く食べられるそうな。

 うな丼の松\2,000也を頼んで待つことしばし。ふたつに切ったうなぎまるまる1匹が乗っかった丼が出てきた。肉は柔らかくてしかも分厚く、皮も堅すぎず柔らかすぎずで誠に美味。まぁゼイタクを言えばタレがもうちょっと欲しかったかな。でもやはりスーパーで売っている長焼き\500也とはモノが違う(笑)。


 そんなわけで13日の浜松観光も無事終了。宿に行って翌日の浜松基地航空祭に備えて早く寝たのであった。(^o^)


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