電話攻防戦?(2000年5月12日)

 仕事がら事務所にいる時間が多いのだが、1日に10本くらいはロクでもない電話がかかってくる。つまりセールスの電話である。金貸し、電話機や電話回線の売り込み、ゴルフ会員権やリゾートマンションを買うてぇな、株や先物取引をやらへんか、人材派遣しまっせ、それに最近はインターネットで云々というものも増えてきた。もちろん我が社には縁がないものばかりなので即座に断るのだが、テキもさるもの、あの手この手で社長や担当者(つまり私だ(笑))に取り次がせようとする。その手口を、良識ある順に(笑)並べてみた。

 その1:社名、自分の名前、目的をきちんと言ってくるタイプ。正々堂々としていて実に涼々しい(笑)。正々堂々とし過ぎていて、かえって断りづらいと思うことさえある。しかしこちらにも都合がある(笑)ので、丁重にお断りする。仕事の電話ならばこれがフツーだろうよ。

 その2:社名と自分の名前だけ言うタイプ。初めて聞く社名だと「どういったご用件ですか?」と確認した上で、「社長(担当者)がいないのでわかりません」とか言ってお断りする。何度断ってもかけてくるシツコイ会社も多いが、その都度断り続ければそのうちかかってこなくなる。これもまぁ、許容範囲だろう。

 その3:社名と自分の名前を言った上で、いかにも公的機関のようなフリをしてあれこれ聞いてくるタイプ。電話関係の売り込みに多く、こちらの使っている電話や回線の種類などを聞いてくるので、きっとその後はデジタル回線にとかなんとか言うつもりなのだろう。こちらに断る暇を与えずにどんどん聞いてくることが多いのでちょっと手こずるが、こちらもその方面ならシロウトではないのですぐに見破った上で断る。知らない人ならダマされそうな手口なので許せない指数70。

 その4:社名と自分の名前を言った上で「この間社長様にお話した件で云々」と言ってくるタイプ。社長がいる時には念のため社長に確認することもあるが、ほとんど全てのケースで「知らん」と言われる(笑)ので、これもお断りする。ちょっとダマシが入っているので許せない指数80。一度「とにかく社長に代わってくれればわかります」としつこく食い下がってきたヤツがいたが、これも社長に確認したら「聞いたことない」と言われたので、その旨伝えた上でお断りした。その粘りはアッパレではあるが、やはりシツコイのはよくない。

 その5:自分の名前だけ言うタイプ。社長の知り合いというセンも無くはないが、それならば大抵は私も名前を聞いたことがあるので、知らない名前の場合は「どちらの方ですか?」と聞いてみる。ここで初めて社名が登場するので、あとはお断り。これもダマシ入りの上、ひと手間増えるので許せない指数90。

 その6:自分の名前と、いかにも社長の知り合いを装ったウソを並べてくるタイプ。例えば「社長の高校時代の知り合いの」だとか。まぁここまで明かなウソつきはさすがに滅多にはかかってこない。一度こんな電話を社長本人が取ったことがあって、相手がそんなeight hundred liesを並べ立てるもんだから、社長が「社長は私だが、あなたのような人は知らない」と言ったらあわてて切ったそうな(笑)。これはもう許せない指数100。

 これらは電話セールスであるが、もうひとつ、許せないなぁと思うセールス方法がある。勝手にFAXに送ってくるものだ。ダイレクトメール(以下DM)ならぬダイレクトFAX(以下DF)とでも言おうか。これが1日に1本程度かかってくる。DMならば読まずに捨てるだけでよく、こちらに負担はいっさいかからない。しかしDFは電話代こそ発信元負担だが、FAX用紙はこちら持ちなのである。『勝手に送るんぢゃねーよ凸(~^~)』とFAXで送り返したくなるが、そうすると電話代がかかってしまうので結局泣き寝入りである。まぁ泣き寝入りというほどの負担ではないが、シャクなことには変わりない。
 困ったことに、このDFを防止しますとかいってFAXを売り込んでくるちゃっかりした会社まである。要するにイタズラ電話防止機能と同じで、送って欲しくない相手の電話番号を登録できる機械に替えろというものである。とはいえ1日1本のDFのためにまだ使えるFAXを買い替える(いやリース替えか)ほど裕福な会社ではないので、もちろんお断りである。

 今の時代、あちらさんも必死なのはわかるが、ウザったいことこの上ないのもまた確かである。とはいえかかってくる電話はとらないわけにはいかない。まぁこれは諦めるしかないだらう。かくして今日もまた、セールス電話と私の攻防は続くのであった。


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