2000年静岡ホビーショー見て歩き(2000年5月25日)

 5月20日(土)・21日(日)は静岡ホビーショー(SHS)一般公開日。その前後のたわけた行ないは『2000年静岡ホビーショー行状録』をお読みいただくとして、こちらではマジメに模型がらみの話しを。

《各メーカーの新製品》

 今年はあまりゆっくり見ていられなかったが、それでもいくつか興味あるものを。私のコトであるから当然戦後の機体のみに限られるのである。ヽ(^o^)ノ

【ハセガワ】

  • 1/48 F-104Jスターファイター“航空自衛隊”
     やっぱ最初はこれって感じ? 今年のホビーショーにおけるハセガワ最大のウリだけあってさすがに素晴らしい出来。もっとも1/48だったのであまりじっくりとは見ていないのだが(笑)。パーツを見るとG型は出そうだが、1/72と違って胴体の前後が一体になっているので複座型は出ないかも。ただし尾部の差し替えでC型は出す予定だそうだ。デカールは空自全実戦飛行隊と航空実験団をフォローしているが、1/72と違い実験航空隊とスペマー、戦競塗装はなし。スペマーと戦競塗装は今後別パッケージで出るのかな。
  • 1/72 F-16CJ(ブロック50)ファイティングファルコン
     インテーク周りや脚カバーなどの新金型部分は1/48そのまま縮小かと思いきや、パイロットだけは全身のものになっていた。首だけあってもしゃーないか(笑)。ランチャーやHARMはウェポンセットがあるやないの。これでウェポンセットVはますます存在価値が薄れた(爆)。デカールは1/48の縮小ではなく、20FW/79FSの部隊創設79周年記念塗装兼タイガーミート'97記念トラ塗装機と35FW司令官機。これは偉大なり。
  • 1/72 U.S.エアクラフトウェポンVI(スマート爆弾セット)
     レーザーガイド爆弾(LGB)特集。LGBだけかと思いきやF-14用のボムラックも入っているとわ。今回の静岡でストックにあったハセガワのボムキャットをインタネ仲間のMirageさんに譲ってしまったので丁度良かった(笑)。でもどうせならこちらも1/48の縮小にしてF-16用のLANTIRNを入れて欲しかったと思う。
  • 1/48 U-36A“海上自衛隊”
     従来製品のリアジェット36にレジン製の胴体下レドーム、翼端ポッド、パイロンと透明パーツで翼端ポッド先端部分を追加したもの。これでまたひとつ自衛隊機の穴が埋まったわけである。(^o^)
  • 1/144 YS-11E“電子戦支援機”
     従来製品のYS-11にレジン製のレドームを追加したもの。YS-11ELが出たときに、いつかはこれも出るんではないかと思っていたがやはり。まぁこちらのほうがマーキング的にはハデなので良し。
  • 1/72 F-14Bトムキャット“LANTIRN”
     従来製品のF-14Bにプラ製のLANTIRNポッド(AAQ-14)を追加したもの。LANTIRNがレジンやメタルでなくて本当に良かった。でもなんでB型?
  • 1/72 F-4JファントムII“ショータイム100”
     従来製品のF-4Jに、ベトナムでドリスコール&カニンガムのペアが5機目を撃墜しエースになった時のVF-96 CAG機のデカールを入れたもの。尾翼マークの中にMiG-21のシルエットが入っているものと入っていないものと両方入れるあたりはなかなか。でもこれ、前にスーパースケールデカールで作ってるんだよな〜。買うべきか、買わざるべきか・・・。
  • 1/72 F-117Aナイトホーク w/GBU-27誘導爆弾
     あのパーツ割りを見れば容易に想像できる、まさにその通りに出てきたもの。買ってみるのも悪くはないが・・・。
  • 1/72 三菱F-2A 量産1号/2号機
     XF-2Aのデカール替えにすぎず見るべきモノなし。(^_^;)
  • 1/48 川崎T-4“第13飛行教育団ニュースキーム”
     第13飛行教育団の新塗装デカールを入れたもので、内容は1/72と同じ。
  • 1/72 F-14Aトムキャット“バイセン”
     最近バイセンづいてるハセガワ、やはりこれも外せない、と(笑)。昔々にすでに出しているアイテムであるが、デカールは新規のものなのか聞くのを忘れた。
  • 1/72 F-4C/DファントムII“ミグキラー”
     デカール替えではあるがボックスアートのみの展示。しかも1/48と同じ絵。つまらん。
  • 1/72 NP-3Dオライオン
     レジン製の垂直尾翼前縁まな板アンテナと尾端部分のパーツを入れたものだそうだが、残念ながら実機写真のみの展示。作例を見たかったような気もする。
  • 1/72 F-14Aトムキャット“ブラックバニー”
     人気再版、だそうだ。
  • 1/72 RF-4EファントムII“1994戦競501SQ”
     これも人気再版だそうだ。誰に人気があるのか、聞いてみればよかったかな(爆)。
●ジャンク市●
 今年はデカールの出物が少なかった。会期中に都合4回行ったが、これは!というものにはついにお目にかかれず。それでも4回行ったその度に何かしらは買ってはいたが(爆)。いちおうは買ったモノのリストを。特に書いていない場合スケールは1/72。
 ◆デカール◆
 ・F-16Aファイティングファルコン“サンダーバーズ”
 ・F-16Cファイティングファルコン“サンダーバーズ”
 ・F-111Cアードバーグ“オーストラリア空軍”
 ・TF-104G/F-104DJスターファイター
 ・三菱XF-2A支援戦闘機
 ・トーネード“タイガーミート1994”
 ・トーネードGR.1“エアタトゥー'95”
 ・エアクラフトウェポンII
 ・エアクラフトウェポンIV
 ・航空自衛隊エアクラフトウェポン1
 ・O-1/L-19バードドッグ“J.G.S.D.F.”[1/48]
 ・MD-500ディフェンダー(OH-6D J.G.S.D.F.)[1/35]
 ◆透明パーツ+デカールのセット◆
 ・AH-1Sコブラチョッパー“イスラエル国防軍/航空軍”
 ・F/A-18Cホーネット(エアクラフトウェポンIVデカール入り)
 ・F-4EJ改スーパーファントム“航空自衛隊”(“8thスコードロン パンサーズ”デカール入り)
 ◆透明パーツ◆
 ・F-16B/D
 ◆プラパーツ◆
 ・エアクラフトウェポンIVのB部品
 ◆レジンパーツ◆
 ・F-101用射出座席2個入り(トゥルーディテール製)
 ・ロシア機用K-36射出座席2個入り(トゥルーディテール製)

【フジミ】

  • 1/48 XF-2
     まさに隠し玉! でもまだ木型段階とゆーことは発売はまだまだ先かな。木型はB型だが、陰になっているところにA型のキャノピーの木型が置いてあった。しかしこれ、ごく一部で“ハセガワにまかせておけばいいものを、余計なことをしやがって、きっと値段がバカ高くなるに違いない”という声あり(爆笑)。

【タミヤ】

 戦後機は1/32のマリンコファントムくらいであり他に見るべきモノなし。イタレリの展示ではH-19Bやグリペンも展示されていたが写真を撮ってくるのを忘れた(爆)。
 ついでなのでなにかと話題(笑)の1/16ラジコンティーガーIのデモを見る。エンジン音が走行状態にリンクして変わるあたりはなかなか。でも機銃を撃つと銃口が光る、てのはちとオモチャっぽい(笑)。それに、せっかく実車同様に動くんだからタマも撃てなくちゃ。(^_^;)

 なお、上記の他のメーカーはほとんど見ていない(爆)。ファインモールドの五式犬変身セットは入手すべきであったと猛省。忸怩たる思いです。(T^T)

《モデラーズクラブ合同展示会》

 合同展示会は今年も大盛況。富山サンダーバーズの卓ではインタネ仲間のバーズのみやちゃn氏と初対面。実に陽気なお方であった(^o^)。それはそうと1/32 F-15Jを作られたお嬢さんはホント、キレイな方である。お近づきになりたいわ〜ん。(。_゚)))☆C= バキッ! こんなキレイなお嬢さんが模型を作られるなんて、魚津ってなんていい街なんでしょ。(^_^;)
 毎年出品される作品の量と出来のすばらしさには圧倒されるばかりである。私の守備範囲である戦後の飛行機だけでも相当量なので、@NIFTY模型フォーラム仲間の作品と小国モノを除いて写真には撮っていない。キリがないからである。そこで飛行機以外で印象に残ったモノを撮ってみた。

  • 夕焼けの情景(アリイ1/32使用):模型に親しむ会
     作者名をメモし忘れたのは迂闊であったが、これは今回の作品群の中でかなり印象に残ったものである。夕暮れ時の懐かしの日本の風景が郷愁を誘って思わずホロリとしてしまいそうなくらい。カワイの風物詩シリーズの中で私が初めて作った「おでん屋台」がこんな感じだったのを思い出した。
  • ねこ&うさぎ(メーカー・スケール不明):ノンストック
     これも作者名をメモし忘れてしまったが、その出来のリアルさに思わずニヤリ、ぢゃないニコッとしてしまった。100円ショップで買った置物をディテールアップしたものだそうだ。
  • フクロウ(エアフィックス1/1):ノンストック
     ねこ&うさぎと同じ作者になるもの。エアフィックスの鳥シリーズはけっこういい出来で、単体でもそれなりに見えるものなのだが、ジオラマ仕立てにしてしまうところがすごい。
  • カワセミ(エアフィックス1/1):ノンストック
     これも同じ作者。川縁のリアルさには脱帽。

 2回目になる「多国籍モデリングの会」、通称“小国展示”は今年も大盛況。現用機モノのみ撮ってきた。

  • T-37C(アカデミー1/72改造)&T-33A(ハセガワ1/72):仙台翼産会
     仙台翼産会の大泉氏の手になる作品。T-37Cのほうはポルトガル空軍アクロチーム“アシャス・ド・ポルトガル”、T-33Aのほうはオランダ空軍アクロチーム“ウィスキー4”の所属機。T-37Cのあの複雑な国籍マークはなんと手描き。どちらもしっとりしたツヤがいい具合に仕上がっていた。
  • A-4G(フジミ1/72)&S32Cランセン(エレール1/72):@NIFTY模型フォーラム
     我れらがFもの杜薫氏(A-4G)ととも★氏(ランセン)の作品。A-4Gのほうは主翼の国籍マークがボーテックスジェネレータにかかるため手描きしたという苦労の作。ランセンはストレートだそうだが丁寧な塗装がgoo。(^o^)
  • F-5E(イタレリ1/72)&F-16A×2(ハセガワ+フジミ1/72)&F-84G(タミヤ1/72):@NIFTY模型フォーラム
     これも我らがFもメンバー、motan氏の作品。F-5Eはスイス空軍アクロチーム“パトルイユ・スイス”所属機。スイス国内でのみ限定販売されていたシャークノーズパーツと“パトルイユ・スイス”デカール入りキットを使用。F-16Aのうち向こう側はシンガポール空軍アクロチーム“ブラックナイツ”、手前はインドネシア空軍アクロチーム“エラン・ビル”の所属機。どちらもハセガワ1/72にフジミ1/72のドラグシュート付き垂直尾翼を移植してある。マーキングは手描き&自作デカール。F-84Gはギリシャ空軍アクロチーム“エーセス4”所属。このチームのことは私はこのキットを見るまで知らなかった。マーキングはもちろん手描きである。
  • F-86F×5(フジミ1/72)、F-86E(M)(フジミ1/72)、RF-86F(フジミ1/72)、F-86D(ハセガワ1/72)、セイバーMk.6(ホビークラフトカナダ1/72):@NIFTY模型フォーラム
     不肖私メの作品。量産はするものの家では並べて見ることができないので(やると確実にねこに蹂躙される(笑))、こんな時でないとじっくりと並べて見れないのである。詳細はこのぱげの『完成品の展示場』へどうぞ。

 最後に我が@NIFTY模型フォーラムの卓から。

  • サヴォイアC-3902(ファインモールド1/72サヴォイアS.21改造)
     中川氏作。モデルグラフィックス誌のサヴォイアS.21改造コンテスト(サボコン)で銀賞を受賞した作品。改造を感じさせない落ちついた仕上がりがgoo。
  • スティンソンL-5センチネル(ソード1/72)
     中川氏作。ソードの簡イをここまできれいに仕上げるとわ!これ見たら自分が作らなくてもいいか、って思えてしまうくらいである。
  • コンベアB-58Aハスラー(ホビークラフト1/144)
     とも★氏作。ハスラーてのは以外に小さいというのがよくわかる。隣のB-26マローダー(クラウン1/144、いでら氏作)とあまり大きさが変わらないのだから。
  • ボーイングB-52Dストラトフォートレス(タミヤ1/100)
     アルファ氏作。往年の名作ミニジェットシリーズ中の大作。作者曰く「えらい苦労した」とのことだが、どうしてどうしてキレイな仕上がり。
  • カーチス・ライトX-19 VTOL実験機(赤とんぼワークス1/72)
     小柳氏作。といってもキット自体が作者が原型を製作し販売するレジンキットである。素晴らしい出来のキットを低価格で提供して下さる小柳氏には感謝感謝。(^o^)
  • 心臓循環モデル(リンドバーグ1/1)
     石川大佐作。6年前に氏が出した「8/1歯」に続く人体パーツシリーズ(笑)。中にピンク色の水を入れ手動ポンプで循環させるという、まさに作者の面目躍如な理科教材的作品。さすがにこのシリーズは、90からのサークルが集まったこの合同展でもここにしかなかった(笑)。ちなみにこの写真に写っているあごと手は“つぁぎ”青木氏である。(^_^;)
  • 川崎XT-4(ハセガワ1/72改造)&T-4×5(ハセガワ1/72)
     不肖私メの作品。昨年秋のFも展示会に出品した作品なのだが、今年はFもの静岡の参加者が少なかったので卓の埋め草として出品したモノ。ちなみにもうひとつ出品した新作An-74(TOKO1/72)は写真を取り忘れた(アルファ氏のB-52の手前に写っている赤い尾翼がそれ(^_^;))。ここらへんの詳細もこのぱげの『完成品の展示場』へどうぞ。

《フリーマーケット》

 今年はストック大削減を断行し、巨大な段ボール箱2つに詰めた90個以上のキットを売りさばく。私の場合、フリマでの値付けはいつも定価の半額からであるが、今回の一番の大物である、ハセガワ1/72 T-2ブルーインパルス6機セット(ビデオ付き)と、同T-4ブルーインパルス6機セット(ビデオ付き)は、ちょっと色気を出して半額より高い3,000円とゆー値を付けておいたにもかかわらず早々にハケた。いつもながら自分の持ってきたブツが売れていくのを見るのは、嬉しいような身を切られるような(爆笑)、少々複雑な思いである。意外なことにファントムが最後まで売れ残り、定価1,600円のハセガワ1/72 F-4D(初代の青箱)を最後には300円にまで下げてやっとで売りきった。まぁそれでもめでたく完売したので良しとす。
 買い物の方は今年は物欲が不発で、イタレリ1/72 OH-6AとMH-60K、ハセガワ1/72 F-16A、ドイツレベル1/72 H-34Gの4つしか買わず。最後のは模型店では2,400円くらいで売っているものだが、某所で最後まで売れ残って300円になっていたのですかさずGET。良い買い物をした(^o^)。そして今年のフリマ最大の収穫は、ハセガワ1/72 FS-Xの垂直尾翼パーツをタダでGET出来たことだらう。これはつまりF-16Cのドラグシュート付き垂直尾翼で、金型はあるのにハセガワが作ってくれない幻のアイテムなのである。(●^o^●)
 しかし今年は特に、入手が難しい古いキットなどにプレミアを付けて高値で売っているのがやたら目についた。私はフリマってのは中古品を安く買うための場所と思っているのでそーゆーのは Out of Gantyu だが、それにしても定価300円のキットを4,000円と言ってみたり、元の店の安売りで貼られた1,380円の値札をはがさないまま2,000円で売ってみたり(その安売りの値札がなければいいんだけど。自分もそーゆーのを値札はがして売ることあるし(^_^;))、ナニ考えてんだか的。そんなに高く売りたきゃオークションに出しなさいって(-_-)。しかしそれでも買う人がいるってのは、買った人がそのキットにそれだけの価値を認めているとゆーことだらう。そのことについては私は否定はしない。
 そのほか、定価の1〜2割しか引いておらず、最後までその調子なので当然山のように売れ残るのだがそれでも平然と箱に詰めて持って帰った所があった。店番してたおじさんとおばさんも積極的に売ろうという姿勢は全く見られなかったし、あーゆーのはきっと業者なんだろーな。見ててあまり愉快なもんではない。


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